価格&お支払い方法

長いですが、是非とも読んでください。

お客様にお願いしてすみません。。。シャシンヤドットコムの仕事と想いが詰まっています。

 

写真の綺麗さは、何で決まるのでしょうか?

やっぱり、材料と腕前!

パティシエの妻曰く、「お料理やお菓子作りは、科学反応」なんだそうです。科学反応の見極めが、料理の腕前。熱しすぎたり、分量を間違えるなんて言語道断、っていうことでしょう。たしかに「やりすぎて」美味しい料理ができた試しがありません。

実は、銀塩写真も同じです。写真の銀塩プリントは、化学反応です。お天気・気温・湿度などなど、ちょっとしたことで、仕上がりに差が出てしまいます。つまり、プリンターはいつも元気、化学薬品はいつも新鮮でなければならない、それを微調整することが大切なのです。

プリンターと化学薬品の質を高く保つこと

ですから、まず一つ目の綺麗な写真をプリントするポイントは、「プリンターと化学薬品の質を高く保つこと」なのです。

これは当たり前のようなことですが、なかなか難しいことです。

だから、まずは、

  • ちゃんとした化学薬品とペーパー(印画紙)を使っている写真屋さん
  • 毎日多くの写真をプリントしていて、機械のメンテナンスの上手な写真屋さん

を選ばなくてはなりません。詳しくは下の記事参照

オペレータ(フォトマイスター)の経験値とお客様への配慮

綺麗な写真をプリントするもう一つのポイントは、まさにオペレータ(当社では、プリンタのオペレータを「フォトマイスター」と呼んでいます。以下、フォトマイスター)の腕前、です。

ですから、

  • 熟練したフォトマイスターがいる写真屋さん
  • ただプリントするのではなく、お客様の目線になれる写真屋さん

を選ばなくてはなりません。詳しくは下の記事参照

シャシンヤドットコムの徹底された品質管理

プリンター、薬品、ペーパーの品質管理を徹底的に行っています

プロの料理人は、道具、特に包丁にこだわります。素材の切れ方によって、食感が変わったり、味のしみこみ具合・火の入り具合が変わったりするからです。

シャシンヤドットコムも「道具」や「素材」のメンテナンスにこだわっています。創業以来80年間蓄積された写真にかんする知識を使いながら、デジタル銀塩プリンタの特性にあわせたメンテナンスを定期的に行っています。

そのメンテナンス内容の一部をご紹介します

デイリーセットアップ

通常一日に一度の「デイリーセットアップ」を、一日に数回行っています。額面通り受け取ると「デイリー」なので、一日に一回やればいいようなものですが、一日の内にも、薬品の温度が変わったり大量の枚数をプリントしたりで、結構プリンターの発色が変わってきます。

そのような時、すかざす「デイリーセットアップ」です。紆余曲折あってマゼンダがかったり黄色っぽくなったりした補正値を基準値に戻します。

デイリーセットアップ

乳剤ナンバー変更

「乳剤」とは、ペーパーの中に塗り込まれている発色する薬品のことです。銀塩写真の「銀塩」のことです。

ペーパーには出荷されたロットによってペーパーのロール一つ一つに「エマナンバー(EM No.)」というシリアルナンバーがふられています。つまり、同じペーパーでも薬品の質が少しずつ異なるということです。ちなみに、同じロットのペーパーでも、保存方法やプリント時の温度によって写真の色は変わります。

「乳剤ナンバー変更」とは、ペーパーが持っている薬品の情報が変わるごとに、プリンターの発色設定を微調整することを言います。シャシンヤドットコムでは、ペーパーのマガジン(ペーパーの大きさ・種類など)を変えるたびに、毎回「乳剤ナンバー変更」を行っています。

デイリーセットアップでプリンターの基準値に戻された補正値を、「乳剤ナンバー変更」でペーパーとのマッチングもおこない、さらに安定させます。

乳剤ナンバー変更
※「乳剤ナンバー変更」と「デイリーセットアップ」は、作業の見た目は一緒です。

ケミカルフィルターの交換

プリンターの中の発色を促したり、コントロールしたりする薬品中の不純物(ゴミやホコリ。ほとんど紙の粉です)を取り除くフィルターがあります。それを2週間に一度掃除、月に一度交換しています。

化学反応のムラがなくなり、本当に一皮むけたように、バキッとクリアな画質になります。

ケミカルフィルターの交換ケミカルフィルターの交換

 

「校正プレート」のメンテナンス

「校正プレート」とは、プリントの色味を毎回同じように出力するために必要な基準色を塗られた板です。黒と白のマークが塗られており、プリンタは写真の黒い部分をそのプレートの黒に、写真の白い部分をそのプレートの白にあわせるように出力します。いわゆるキャリブレーションというやつです。

この校正プレートが汚れてしまうと、即座にプリント出力に影響が出てしまいますので、週に一度しっかりと掃除をするようにしています。

校正プレートのメンテナンス校正プレートのメンテナンス

 

ちょっと「過剰な」メンテンス

このような「少々過剰」とも言えるような徹底した品質管理が、シャシンヤドットコムの写真が綺麗な理由の一つと言えます。

シャシンヤドットコムへのご注文の「裏技」

上記のように、ケミカルフィルターのメンテナンスは、毎月第一日曜日の夜にフィルターの交換、第三日曜日の夜に掃除をしています。校正プレートの掃除は、毎週日曜日の朝にしています。

したがいまして、最も美しいプリント結果が得られるのは、その翌日の月曜日の朝です(第一月曜日とはかぎりません!)。

どうぞ、日曜日の深夜にご注文くださいませ。

 

シャシンヤドットコムのプリンター&ペーパー

ノーリツ鋼機(株)ホームページ(外部リンク)

フォトマイスターの経験値と、こまやかな配慮

写真のきれいさのためには、薬品もプリンターも重要なのですが、同じくらい重要ものが、実はあります。

それは、オペレーターの「職人技」です。

その職人技は、「機械を操作するテクニック」だけにととまらず、「色調補正の経験に裏打ちされた技術」「お客様とのコミュニケーション」などから成り立っています。

シャシンヤドットコムのフォトマイスターは、お客様の大切なお写真をプリントさせていただくにあたり、以下のような3つの「職人技」を磨いています。

  • 技術的な知識、経験値の蓄積
  • お客様のご要望・お好みにお答えするための努力
  • お客様の目線に立ったオペレーション

 

写真データや撮影シーンによって、プリント結果が違ってきます。

シャシンヤドットコムのフォトマイスターは、常に最良のプリント結果をお客様に提供しようと努めています。ですから、フォトマイスターは、お客様のお写真を、いきなりプリントしたりは、いたしません

 

かならず、事前に写真データをチェックします。ご使用のカメラ、加工ソフト使用の有無、データの種類等々。なぜそのようなことをするかというと、それらの細かな情報の違いが、プリント結果の違いとして現れるからです。

特に、色調などにご要望がない場合でも、事前チェックは行っています。また、特殊なプリント結果や状況が現れたときには、事象を記録して、経験値を高めるようにしています。

シャシンヤドットコムのフォトマイスターは、これらの情報、お客様のお写真のシーンなどを考慮して、まずプリントの方針を組み立て、そしてはじめてプリント作業に取りかかります。

 

メンテナンスを通した機械にたいする知識やデジタルデータにたいする知識と、またプリント経験が着実にプリント技能の向上につながるような仕組みが、シャシンヤドットコムの写真が綺麗な理由の一つと言えます。

 

色のお好み、ご要望をお聞かせください

お客様から色調などのご要望があった場合も、もちろん、事前に写真データや撮影シーン等をチェックします。それに加えまして、ご注文履歴をチェックします。以前にご要望があった場合は、ご注文内容や担当フォトマイスターの情報を残すようにしているからです。

ご注文履歴、つまりお客様の「カルテ」のチェックによって、お客様のお好み・写真の用途などに応じ、フォトマイスターが最適・最良のプリントを行います。

また、フォトマイスターの判断・プリント方針を、お客様にメールにてご報告させていただくようにしています。

  • お客様からご要望つきのご注文をいただく
  • ご注文履歴を確認(お好み・担当フォトマイスターなど)
  • ご利用カメラ、加工ソフト、データ種類等の確認
  • オペレーションの方針を決定
  • 色調のご要望などに対して、方針を決定してご報告
  • プリント スタート!

ですから、是非ともお客様の色のお好み・仕上がりのご要望・写真の用途(たとえば、展覧会に出品する、など)をお聞かせください。ご注文の際の「ショップへの通信欄」にて、ご指示ください。お気に入りのフォトマイスターができましたら、ご指名していただいても結構です(実際、多くの方がご指名されています、ホントに)。

(ご要望には可能なかぎりお応えできるよう努力しておりますが、技術的にお応え出来ない場合もございます。あらかじめ、ご了承ください)

このようにお客様それぞれに応じたプリント作業を、長年築かれた知識のもとに、人間一人一人の手と目で、おこなっています。これが、シャシンヤドットコムの写真が綺麗な理由の一つと言えます。

 

お写真を通したお客様とのコミュニケーション

昔は、フィルム1本のなかにストーリーがありました・・・。

今では、メディア(メモリ)1枚のなかにストーリーがあると言えます。

旅行の写真か、結婚式の写真か、ご家族の写真か、赤ちゃんの写真か、商品の写真か。1本のフィルム、1枚のメディアのなかには、必ずお客様が残したいストーリーがあります。

 

1枚のメモリーの中に、お客様のストーリーがあります。

これが、シャシンヤドットコムの一番大切にしているものです。

お客様が一番大切にしているものですから、私たちも一番大切にとりあつかわなければ。

 

よく「お客様の立場に立って」ということを言われることがありますが、実は写真屋ほど「お客様の立場に立つ」必要のある仕事はないのです。

お客様がどのシーンを撮影されているかを、フォトマイスターがいかに理解するかで、写真は見違えるほどきれいになります。

ただ単に明るくする、コントラストを高くするのではなく、お客様が残したい被写体を理解し、それにスポットライトを当てるように写真をプリントする。お客様が一番大切にしたいものを写真の「主人公」にするという大事な役割がフォトマイスターには、与えられています。

つまり、お客様の写真の「主人公」を理解してプリントすることが、非常に重要なのです。

 

具体的に言えば、残したい被写体に「濃度」をあわせて、補正しプリントするということです。そして、それが職人としてのフォトマイスターの技なのです。

シャシンヤドットコムの写真が綺麗な理由

  • プリンターと材料の、徹底的な品質管理
  • プリンターの特性やデジタルデータにたいする知識の蓄積
  • プリント経験が着実にプリント技能の向上につながるような仕組み
  • お客様それぞれの状況に応じたプリント作業
  • お客様のご要望に可能なかぎりお応えします
  • お客様の写真の「主人公」を理解してプリントすること

執筆:山岡 匡(開発担当2号)
「言葉の力を信じています」